絵本の朗読会
飯田智代・Tomoyoからのご案内
はじめに
“こども”とは、
どんな存在でしょうか?
私は、歯科医師という職業を通して“こども“という存在と触れ合う機会が増えました。そして“こども“という存在に未来のワクワクや楽しみを感じるようになったとき、“我が子“を授かりました。兄弟や姉妹に憧れていた一人っ子育ちの私は、やがて3人の男の子の母となりました。
そしてある時、一つのきっかけによって物語を描きたいと思うようになったのです。
そのきっかけとは、三男の突然の他界でした。
この物語の主人公は、天国へお散歩に行った男の子です。
その男の子が、大好きなお母さんとまた、お話をしたいと願い、おかあさんもまた、男の子と話したいと願っていました。
するとある夜、空から糸でんわが降りてきました。その日から、男の子とお母さんのおしゃべりが、始まります。今どんなところにいて何をして過ごしているのか、お散歩中に出会ったおともだちの話、家族の想いなどを話すのです。
見えなくても、そばにいるよ
我が子を亡くされた方が、この物語をお聴きになったのなら、今すぐ我が子に話しかけて頂きたいと思っています。
そして「ときどきは話しかけているの」、「当時は話しかけてたんだけど…」という方がいらしたら、きっと“時間”という存在が優しく癒してくれたのだと思います。
ですが今一度、話しかけてみてほしいと思うのです。
この物語で伝えたいこと。
それは、「見えなくてもそばにいるよ」のメッセージが常に子供たちから送られているということです。そして彼らは、いつだって家族や大切な人のすぐそばにいて話しかけています。
時には、お気に入りのぬいぐるみを抱えながら、あるいは家族との思い出を胸に抱きながらです。
我が子が天国へお散歩にいった時、きっといつも雲の上から見てくれているんだろうなあと思いながらも、そばにいるんだと信じられるようなメッセージが聴きたい。
家族にちょっぴり、
楽しみが増える
この物語は、そんなメッセージを受け取ったとしたら家族にちょっぴり楽しみが増えるかもしれない、あるいは心から前向きに生きられるかもしれないという想いで描きました。
天国をお散歩中の男の子と一緒に、家族とのおしゃべりやお散歩中に出会うお友達との会話を通して、今もなお”悲しみでいっぱい”から再会する“楽しみでいっぱい”となる方が、増えたらいいなという気持ちを込めています。
飯田 智代・Tomoyo
絵本の朗読音声
絵本の朗読会の開催を重ねていくにつれ、次のようなご質問やご相談をいただくことが増えてきました。
“自分も、天国でお散歩中の大切な人に話しかけたり、サインを受け取りたいが何から始めたら良いか?“
“サインの受け取り方がわからない“
“朗読会に参加したいが、まだ人と接する気分になれない“
サインの受け取り方がわからない方や、朗読会に参加するのにもう少し時間が必要だとう方に向けて朗読音声を聴いていただきたいと考えました。
そうすることによって何度も繰り返し聴けるので、ご自身のサインの受け取り方のヒントになったり、その時の気分やタイミングで絵本のお話に触れることができるからです。
まだ朗読会の参加ボタンを押すのは、ハードルが高いと感じられている方はぜひ、朗読音声の世界を覗いてみてください。
Profile
飯田 智代 (Tomoyo Iida)
歯科医師・泣き虫絵本朗読家
東京都生まれ。2002年、東京歯科大学歯学部卒業し同大学研修医を終えて、その後4年間勤務。2006年に都内の歯科医院にて常勤、分院長を務めた後内科併設の歯科医院にて8年間歯科院長を務めた。現在、義父が残した歯科医院にて理事長を務めながら、近隣保育園の歯科検診を通じて、たくさんの子どもたちと触れ合う時間を作っている。
活動実績
長男が通う小学校にて、図書室の飾り付けや子どもたちに向けて絵本の読み聞かせのボランティア活動をしている。
また、自身で描いた絵本「ずっと、そばにいるから」の朗読会を実施。
2021年3月から、絵本朗読会をスタート(オンラインおよびリアル開催)15回開催、参加のべ人数110名
Story
歯科医師として、子ども達と向き合う
同業の祖父と父に憧れて、歯科医師となり4年間大学病院勤務。“入れ歯”や“被せ物”専門の科であった。その後、一般歯科医院の常勤を経て他医院で分院長を務める。
数年後、知人からの勧めで歯科医院の院長を務めることになる。前院長が、病気の後遺症で復職出来ないものの閉院も忍びなく病院を託せる人を探していた。
いざ働き始めて驚いたのは、患者さんの多くが子ども達ということ。
彼らの口の中とほぼ無縁だった私に新しい歯科人生が始まる。「進行性の虫歯なので治療しましょう。」は、子ども達には通じない。1回目の来院ですぐ治療できる子ばかりではない。そのうち親御さんから、家庭の事情で食事や歯ブラシ時に一緒にいられない、子どもが歯ブラシを嫌がるなどの相談も受けるようになり虫歯になる背景も知るようになる。
子ども達に歯ブラシをしてもらうには?
大人になっても歯医者嫌いにならずにすむには?
を考えるようになり歯医者としてだけでなく子ども達の親気分で接するようになる。
”子ども”という存在と、もっと関わりたい
その後、結婚し長男を出産。
育休も半年となり、職場復帰のため長男を保育園に預けようと近くの保育園に問い合わせると、順番待ちで60番目との事。その後、40園ほど問い合わせるが、どこもいっぱい。登録には事前見学が必須。長男を抱きながら何園も見学したが平均50番待ち。
当時、保育園事情を全く理解していなかった私は、“保活”という壁にぶち当たった。
復帰直前に何とか保育園が決まったが、2年後に次男の妊娠が分かり保活再び!となった時、主人からの「入れる保育園がないなら作ればいい」の一言で、そうか!ならば保育園を作ろう!となった。
息子の通う保育園や職場で多くの子供達と関わっていた私は、我が子だけでなく“子ども”という存在と、もっと関わりたいと思うようになっていた。
保育園をつくるという新しい事業準備中に突然、三男が亡くなる。
この出来事をきっかけに、我が子の死を経験された方の心が少しでも前向きな気持ちになれるように、できることはないかを考えるようになる。
Information
私にも空にいる天使ちゃんがいます。
心がいっぱいだと届かないって、本当に今の私がそうかもって。だから、これからいつも話しかけようと思います。
(40代女性:2人のお子さん)
子どもは、本当に天使みたいな存在で
親を無償の愛で愛してくれる存在だとあらためて感じた。(40代男性:1人のお子さん)
まず涙が…
感動しました。心に沁みました。何度も繰り返し聴きたいです。(40代女性:2人のお子さん)
私には、娘が一人いて
もしも娘が…と思うと胸が張り裂けそうです。
悲しいお話しのように見えるけど、男の子とママの会話がとても楽しそうで心の奥からジーンと温かくなります。(50代女性:2人のお子さん)
Contact
よくあるご質問
Q1. オンライン朗読会で、耳だけ参加でも大丈夫でしょうか?
はい、顔出しなしでのご参加「耳だけ参加」でも大丈夫です。
ご自身の参加しやすい形でお願いいたします。
Q2. こちらのホームページに載っているような体験をしたことがなくても、参加できますか?
同じような体験をされていなくてもご参加いただけます。
Q3. 朗読会ぜんたいの流れを教えてください。
大まかな流れは、以下の通りになります。
①ごあいさつ
②絵本朗読
③ご感想をお聞きしたりのコミュニケーション時間
(強制ではありませんので、お気軽にご参加ください)
④ごあいさつ
開催時間は、ゆったり1時間を設けております。実際の所要時間は、20~30分です。
お気軽に、ご連絡ください
絵本の朗読会へのお申し込みやお問い合わせは、こちらから承ります。下記フォームにご入力ください。
なお、ご連絡いただきました内容への回答につきましては、折り返し連絡を差し上げます。今しばらくお待ちくださいますようお願い申し上げます。